5月初旬、いよいよRCワールド主催
「スピードの祭典」ワールドドローム2003
の開催です。



当日は実車NASCARも展示され、雰囲気は上々。
2日間にわたる「お祭り」のスタートです。





朝早くからバンクでは1/1000秒をめぐる
熱い戦いが繰り広げられます。
100q/hを越える世界では、ミスをすると車体がバラバラです。




一般参加クラスの予選が一段落した後、お昼時に
インセインクラスの登場です。
ご覧の通り、バラエティにとんだ参加車両。
まるでアニメのファイヤーボールレースのスタートの様。
ビッグタイヤトラックや手前のトラックヘッドも
「それぞれの」記録更新に挑みます。
自分自身がライバルなのです。




さて、スタートの順番が回ってきました。
受信機のスイッチを入れてと・・・
「おぉっ」
スイッチを入れっぱなしだっっ


当然受信機用バッテリーはすっからかんの空!!
司会者のご配慮でスタートを後に回してもらい修理。
とは言っても、空の電池はすぐには充電出来ません。
「1日目のアタックは出来ずじまいか」と思ったところ
友人というのは本当にありがたいもの。
ドライバーの荒川さんの友人、加藤順正さんが
自分のインセインカーから受信機用バッテリーをはずして
貸してくれました。
両面テープで無理矢理積んで、動くようになりました。

加藤順正さん!感謝!!!"




ということでなんとかアタック1回目
8.095秒
平均速度
111.180q/h!!
なんとプレテストデーの記録すらでていません。
走れただけましというべきか・・・
この日の順位は7位

ちなみに土曜日1回目の記録は
HPI樋口さんの123.660q/h



土曜の晩、宿に帰ってから対策を立てねばなりません。
このままでは、昨年同様悔しい思いで帰路につくことになります。

どうやらおそれていたタイヤバーストが失速の原因の様。
日曜日の2度目のアタックには新品投入です。

さらにほんの少しの電圧低下を嫌って
バッテリーコネクターもはずして直接ハンダ付け

こうした「ほんの少しの積み重ね」が記録を作ります




2日目「最後の」アタック開始。
少し風がでてきて微妙なコンデイションの中
ドライバー荒川努の技量が光ります。
「フルカウンターを当てた」というコメントが全くわからないほど
完璧なアタックラップ!!



さて、タイムは・・・

7.686秒!!

117.096q/h!!!

目標の115q/hを2q/hも越える記録です。
「2q/h」のありがたみは挑んだものにしか
わからない世界なのかもしれません。

総合順位は4位で終了
2日目はトラブルにたたられタイムアップ出来ない選手に
助けられた形となりました。



最後に前日トップの
HPI樋口さんのアタック。
前人未踏の
147.324q/h
1秒で40メートル走る速度。
何とか車は目で追えるけれど、
背景がすべて流れて、どこを走っているかわからなくなる錯覚。
おそらく当分は破られることがない金字塔です。
「ええモン、見せてもらいました」






最後に、当日ブースへ立ち寄っていただいたみなさん、
有形・無形を問わず、いろいろとサポートをしていただいた方々、
そして、長くこの企画を楽しみにしてアクセスしていただいた方、
どうもありがとうございました。



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