CFJの過払い金返還請求の状況


 《CFJ(アイク、ディック)の過払い請求は抵抗が激しいです。》
 
 
過払い請求には、徹底的に争ってきます。

 
話し合いでは、かなり少ない割合でしか返還がなされません。そこで訴訟の検討も必要な局面が生じますが、過払い金訴訟をしても、譲歩はあまり期待できず、徹底的に争ってきます。

 過払い金返還請求に対抗するために会社が存続しているといっても過言でないほどのイメージを受けます。

 訴訟ともなれば、膨大な量の証拠と準備書面も提出してきます。


 《CFJの危機的状況について》

 2010年9月7日に全ての新規貸付受付を中止し、事実上の事業撤退となりました。

 現在、貸金業登録を更新せず、貸金業は廃業しています。
 
 法人格自体は存続するものの新規営業は行っていません。

 CFJはディック、アイク、ユニマットレディース、ユニマットライフなどのブランドを展開していました。

 しかし、2007年1月には最盛期には500店舗あった有人、無人店舗を大幅に削減。さらに2007年末にも無人店舗の削減を行うなど、急激に事業縮小を進めました。

 2008年6月は、「シティの消費者金融事業における更なる見直しについて」と題する報道発表にて、CFJが行う消費者金融事業を大幅に縮小し全店舗を閉鎖することを正式に発表した。

 その後「ユニマットレディス」ブランドを、2009年3月に「ディック」ブランドに統合する形で終了。さらに同年11月には合同会社に改組しました。2012年にはCFJの元社員による顧客情報が流出事件もありました。


 以下はCFJの最近の状況です。(2015.12.07時点)

  顧客への会計(帳簿)上の貸付残高の合計額(融資残高)は、ピーク時から97%減少し、現在は残るところ3%以下のみ。

 また、業務に対応する従業員数もピーク時の3%しかいないとのこと。



 CFJは平成28年8月に、貸金業登録の更新を見送り、貸金業を廃業しました。

 これまでも融資業務は長らく行わず「事実上」の貸金業は廃業状態でした。会社はまだあります。