秋期懇親山行
唐 塩 山(1608.62m 三等三角点)
旧加子母村役場での集合時間を見計らったように、雨が激しく降り出してきた。林道終点でのテント泊をあきらめ、白川沿いに国道256号を下り、道の駅「茶の郷東白川」に併設されたバーベキューセンターの東屋にテントを張る。今夜は自宅で煮込んできた関東煮。煮上がる頃高木組が到着し、時間が早いが懇親会が始まる。ビールにワイン、酒、焼酎と盛りだくさん、何を話したか分からなくなるほど酩酊してしまった。明け方夢うつつの中、堀、野村、高木の3名が今日の別の用事で薄暗闇の中を帰っていった。白川の瀬音に浸ってウツラウツラとしていたが、起きてテントから外に出てみると外は薄いガスの中で、今日の晴れが約束されていた。長屋さんが準備してくれた朝食をとり、後片づけをして出発。国道256号、257号と北上し、小和知部落前の加子母川の橋の袂を右折し、250m程で林道に入る。よく手入れされた桧林を左右に見ながらドンドン標高を上げていくが、やはり乗用車では無理だったか武田さんがたまに遅れる。30分ほど走ると丸太で作られたベンチが目前に見え登山口に着く。絶景のテント場は地図でみると標高1350m。林道から10mほど尾根に登り、尾根伝いに高見を目指し登れば三又路、右に行けば「御嶽山展望台」。左にとり太いヒノキやモミ、コメツガが立ち並ぶ尾根を緩やかに下り、鞍部から再び登り出す。道は3m巾で綺麗に刈り込まれハイキングかと間違うほどルンルン気分である。
登り切るとV等点に比べて少し小振りなW等三角点に合う。周囲は測量観測で苅払われていて休憩によいが、展望までは望めぬ。刈り払われた道だが、時たまヒノキや唐松の風倒木が邪魔をする。余りに邪魔が続き「おかしいな」と誰もが疑問を持った。先だっての台風18号が知多半島から付知街道を吹き抜けたとガッテンした。
尾根筋の境界道を軽快に進んでいると、前方の木々の間から岩場が見える。手古ずりながら岩場を登ると眼前が開け、唐塩山から前山に至る尾根が飛び込んできた。手前には20m程の岸壁が立ち塞がっている箇所も見える。これから向かう尾根筋の鞍部辺りから右に白い林道が何処までも回り込んでいる。荒れ果てた林道で小休止してから、あと10分で頂上と登り出す。岸壁は右に迂回して、ゴロゴロの岩場を登下降して登りつめると桧林の平場に出た。看板に「←20m三角点」を認め指示通りに進みヒンヤリする三角点にタッチ。西側のヒノキが刈り払われてチョットした尾根から眼下に加子母の農村風景が望まれる。昼頃には下山出来るだろうと、お菓子を摘み談笑。下山後、付知峡倉屋温泉でのんびり湯につかた後、ざるそばに舌鼓をうつ。 [今峰正利 記]
[日 時] 平成21年10月17日(土)、18日(日)
[場 所] 17日:岐阜県東白川村越原陰地 道の駅「茶の郷東白川」
18日:唐塩山
[参加者] 今峰正利、武田幸男、村松哲彦、長屋桂子、他1名(懇親・山行参加)
堀 義博、野村百合子、高木基揚(懇親参加)
[タイム] 17日:道の駅「茶の郷東白川」15:30集合
18日:車止め8:30−唐塩山10:20〜10:50−車止め12:20(解散)
[地 図]
1/20万;飯田 1/5万:加子母 1/2.5万;加子母、滝越
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