5支部合同懇親山行
立 山(大汝山(3015m 三角点なし)雄山(2991.59m 一等三角点)
富山支部担当の今年度の五支部合同懇親山行は、5年前と同じ立山で開催された。ただし、季節は前回の残雪期に対し今回は紅葉の時期で、その辺りの心配りはさすがである。宿泊場所も前回は天狗平の「天狗平山荘」だったが、今回は少し手前の弥陀ヶ原の国民宿舎「立山荘」、紅葉が一番綺麗な場所である。 26日の前夜祭には、本部から尾上会長、神崎副会長がそろって参加された。最初に尾上会長から今後日本山岳会として取り組んでいきたい各種企画の詳細をお話しいただいた。続いて立山自然保護センターの副館長であり富山支部会員の渋谷茂氏からスライドを交えながらの「立山の自然と歴史」の講演。さらに、アトラクションとして伊藤公朗一家による北インドの民俗楽器シタールの演奏があり、富山支部の企画には感心させられた。 そのあとの懇親会は、飲ん兵衛の尾上会長が参加しているということで、当然盛り上がったことはいうまでもない。 翌27日朝、「立山荘」前で参加者全員による記念写真。その後、松尾峠や天狗平を散策するグループと別れ、我々立山登山組は7時30分に「立山荘」前からバスに乗り室堂に向かう。室堂より各支部毎の班に別れ出発、観光客に混じりながら紅葉真っ盛りの室堂平の石畳の道をゆっくり一ノ越へ向かう。今年は近年にない紅葉とかで、ハイ松の中のナナカマドの赤が鮮やかに浮かび上がる。一ノ越で一息ついでから、今度は雄山へのガラガラの登山道を登る。足元から見える秋の景色が楽しみである。
雄山も大勢の人で埋まっている。時間もあるので、その向こうの大汝山のピークに向かうことにする。大汝山の最高点は狭い岩の上になり、記念撮影のために順番が出来ていた。室堂平のハイ松の緑とナナカマドの赤、大日岳から後立山の峰々、雲のまにまに時々顔を出す剱岳、それぞれが絶好のカメラアングルを与えてくれた。
帰途に室堂山荘の横にある日本最古の山小屋「室堂」を見学し、室堂のバスターミナルで班毎に解散し、各々帰途につく。昨年の10月10日、立山を縦走した時は紅葉も終わり霜柱を踏みながらの初冬の登山だったが、今年は2週間早いだけなのに、秋の山を充分楽しませてくれた山行だった。
▲立山弥陀ヶ原の紅葉 ▲立山荘前で尾上会長を中心に参加者一同 [白木貞次 記]
[日 時] 平成21年9月26日(土)、27日(日)
[場 所] 26日:弥陀ヶ原国民宿舎「立山荘」 26日:立山(雄山、大汝山)
[参加者] 白木貞次、白木しづゑ、高木基揚、武田幸男、長屋桂子、縄田さかゑ、
縄田寿澄、早田道治、堀 義博(以上、岐阜支部会員会友)
[地 図]
1/20万;高山 1/5万:立山 1/2.5万;立山
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