作業内容
今日は第四回の「私たち県民の森林づくり」の植林イベントである。降水確率80%の予報で心配したが、36人の方に参加していただき、曇り空のもと、道の駅「星のふるさと ふじはし」で7時30分より開会式が行われた。藤井委員長の司会により、主催者を代表して早田支部長、県治山課の木村様、揖斐農林事務所副所長の黒崎様の挨拶の後、講師の田中先生、オイスカの山口・田村両氏の紹介があった。そして、車に分乗して出発した。昨年の豪雨で甚大な被害を受けた揖北林道の災害復旧の工事現場で下車し、いよいよ徒歩で一時間ほどの植栽地まで歩くことになる。ここで植栽木に付ける名札をもらい、男性は200本の苗木を分担して担ぎ上げ、9時45分頃予定通り植栽地に到着した。
まず、昨年(財)オイスカさんから多額の寄付金を頂いた御礼に感謝状の贈呈と、植栽地中央に種から育てた10年生のブナを記念植樹し、大きな標柱を立てて記念とした。
ここから晴れた日には能郷白山や加賀の白山まで眺めることが出来、いずれ次世代の象徴木として大きく育ってほしいと思う。また、オイスカさんには今年度の分として多額の寄付金を頂戴した。この浄財は我々森林づくりのコンセプトである「自然環境の維持、育成、復元」といった「環境保全や生物の多様性に努める」為の活動資金として使わせていただくつもりである。
次に西條副支部長から植林の仕方の説明が有り、ブナ・ヤマザクラ・ヤマハンノキ・ミズメの4種類の中で各自5本の植林を行った。植えた苗木には各人の名前や思い思いのメッセージを書き込んだ名札を付け、先々の思い出として再訪を誓い記念とした。 11時からヌタ場で田中先生の講和が始まった。ヌタ場には沢山のヒキガエルの卵が有り、ヒキガエルは自己防衛のため耳の後ろから毒液を飛ばすこと、タムシバの幼木は甘みが有って子供の時に食べたこと、熊は世界的に絶滅危惧種になりつつあるが、日本では熊の胆を取るために捕獲されていること、ホオノキは包丁の柄になること、キハダは百草丸や陀羅尼輔の原料になること、などを薬学の立場から一時間に渡って面白く説明されるなど楽しい観察会となった。
12時過ぎから全員が一箇所に集まり楽しい昼食としたが、この頃から雨が強くなったので、午後に予定した観察会を中止し、12時40分下山開始。一時間かかって車に戻り、2時15分に道の駅で解散した。
なお、来年6月に関市で行われる第30回の「豊かな海づくり全国大会」に本イベントが協賛行事になっていることから、横断幕やノボリの掲揚をもってPRさせていただいた。
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