小津権現から花房山縦走     権現の森林づくりの行事として行う

    何時も権現の森林づくり現場から見ている花房から権現を見てみる

17(通算144) 平成23113() 天候晴れ 気温16(午前9)                          記録者 藤井法道

参加者 13
 藤井法・中島真・白木貞・岡田清・神山敬・久野菊・長屋桂・杉山美・林靖子・平野・その他一般参加者3

作業内容
 今日は念願の権現から花房山縦走が実現するとあって、道の駅には集合時間の7時に13名の参加者が顔を揃えた。

さっそく今日のコースや段取りを説明の後、下山口になる鶴見お城の花房登山口へ車をデポし二班に分けて出発、そして権現揖北林道終点の車止めで再集結し予定より30分遅い、8時半に登山を開始した。

権現山山頂に10時前に到着。やや靄がかかり伊勢湾や北アルプスまでの展望は無かったが、これから行こうとする花房へのルートや奥美濃の山々が手に取るように眺めることが出来た。山頂で記念写真を撮り、1010分に花房に向け出発。ここから花房の手前までは一昨年小津集落の有志が泊まり込みで開発したというルートで、それまでは残雪期のみに可能だった縦走が、これにより一年中可能になった。灌木と熊笹の生い茂る切り開きには想像できない苦労が有ったものと思われる。

権現山頂からいったん大きく下り先ずは1068mポイントを目指す。その次のコブで一休みの後、進路をそれまでの東から90度北に向きを変える。しばらく行くと東側の小津集落・高地谷から延びるルート分岐に差し掛かる。(地図上ではこの辺りから北西に下れば揖北林道上部の舗装部分に最短で下ることが出来、いつかはここに登山が出来るエスケープルートが出来ればと思う)

権現から三つ目のコブを越え標高約900mの最低鞍部へ、そして最も勾配の有る1096mポイントまでの登り。すでに12時を過ぎて遅い昼食とした。あと山頂まではわずかな距離。気持ちの良い風の通り抜ける広葉樹の稜線を30分足らずで1189.5mの花房山山頂に着いた。

山頂ではまず徳山ダムとその奥に広がるダム湖が目に飛び込んでくる。右手に奥美濃の盟主能郷白山、左手に若丸山・冠山等々、360度の展望はそれまでの疲れも一気に吹き飛ぶ思いであった。記念写真に納まった後、標高差約1000mという長く険しい尾根を下ることになる。

標高1000m付近から下の紅葉は素晴らしく、カエデの赤、シロモジやタカノツメ・コシアブラなどの黄など、今回もう一つの楽しみであった紅葉も十分堪能できた。

登山開始して約七時間余り後に、花房登山口へ全員トラブルも無く元気に下山できた。

全行程約七キロ、累積標高差約1000メートル。権現から花房のルートはナタを振るような箇所も無く、総じて良好な登山道であった。但し、アップダウンが多く、行程も長いのでそれなりの準備が必要なルートである。

【行程】道の駅ふじはし7.15=揖北林道車止め8.30−揖北林道登山口8.50−植栽地9.05−権現山1157.8m山頂9.5510.101068m地点10.45−モレ谷分岐11.20−1096m地点12.1012.40−花房山1089.5m山頂13.0513.20706m地点―花房山鶴見登山口15.40=道の駅ふじはし16.3015.15(権現藤波谷登山口〜揖北林道登山口の標準所要時間130)

備考
 今回は登山道の巡回整備を兼ね、権現の森林づくりの一環として開催した。

植栽地内でイノシシによる掘り起こしが今までになく多くみられた。権現の上部登では倒木が有り登山道を塞いでいた。

山頂手前の急登部分に階段の整備を痛感した。

事務局便り
次回1113日の第十八回作業は道の駅定時の7時半集合で行います。

作業は植栽地上部の枯れ木の討伐と整理、遊歩道の整備などを行う予定です。

11月3日 権現頂上で参加者
11月3日 花房山頂上で参加者
11月3日 権現より花房を望む 11月3日 花房より権現を望む
11月3日 1000m付近の紅葉 11月3日 950m付近の休憩
11月3日 花房の尾根で檜のウロにイワウチワ 11月3日 16時全員無事下山