平成22年度 冬期現地小集会
 「汾陽寺山」V等△点 519.6m
 朝起きると曇り空。天気予報では午後から雨になるという。出来るだけ早く山を降りなければ、と心配しながら集合場所の道の駅「むげ川」に向かいました。30分前に到着すると、既にかなりの人が集まっています。当初の参加予定者の中で4名が欠席になりましたが、会員が友達の一般の人を連れてきたりして、全員で24名と予想以上の人数です。

 時間前に全員が集合したので、挨拶や注意事項の伝達をして時間通り出発、寺尾千本桜に向かいます。駐車場で車6台をデポし、相乗りで汾陽寺に戻ります。寺に向かう道路脇に車を止め出発準備。早く準備ができ、570年前に創建されたという名刹汾陽寺の境内を散策している人もいました。

境内手前の溝にかかる橋から山道に取り付きます。昔からの道でしょうか、あまり登られないのか全然手入れがされていません。沢沿いでジクザクしていたり倒木が多かったりして歩きにくい状態。途中から山腹のジクザク道となり、20分で尾根筋に出ました。ここで一本。 そこから少し登ると奥の院らしき所で、鬼瓦の載っている崩れた建物跡があり、小さな祠も残っています。その先も尾根筋に道はありますが、所々草が覆っていたりしており、注意深く道を辿り登っていきます。頂上稜線に出たところで2度目の休憩。途中最後尾で道を外れた人もいたようなので、全員の到着を確認しました。

 麓から見ても分かるように、頂上稜線は平坦で気持ち良い散歩道。所々倒木等があり、あまり手入れされていないのが残念です。15分ほどで頂上に到着しました。三角点があるから頂上というだけで、ちょっとしたコブです。幸いなことに空は次第に明るくなっており、雨の心配はなくなってきました。ゆっくり1時間楽しく昼食をとります。

 全員で写真撮影後、寺尾千本桜に向かって下山します。いきなりの急な下り坂。要するに平坦な頂上稜線の東端が頂上ということで、逆から登ると頂上が実感出来ることでしょう。見晴らしの良い送電線の鉄塔まで来るとお日様が顔を出すではありませんか。もう、この先天気予報は信用しないことにしましょう。

 2つ目の鉄塔を過ぎ最後の急斜面のジグザグ道を慎重に下り、全員無事に千本桜の駐車場に到着です。汾陽寺では皆バラバラに車を止めているので、ここで一応解散としました。

 今日のコースは周遊ルートで変化があり、頂上稜線などは本当に素晴らしいと思いますが、あまり手入れされていないのが残念です。また雪の無いのには助かりましたが、時節柄花も何もなくちょっと淋しい山行でした。それでも天候に恵まれ多くの皆さんに参加していただき、本当にありがとうございました。               [野村百合子 記]

[日 時] 平成23年2月27日(日)
[場 所] 岐阜県関市武芸川町谷口
[参加者] 浅野勝義、大口瑛司、岡田清美、恩田政武、久野菊子、後藤 允、杉山美智子、       高木基揚、武田幸男、竹中美幸、中島眞一、長屋佳子、縄田さかゑ、野村百合子、
      早田道治、藤田純江、堀 義博、三宅一正、他6名

[タイム] 道の駅「むげ川」9:00集合、出発=寺尾千本桜駐車場(車デポ)=汾陽寺車止9:30      〜9:45−尾根筋10:0510:15−頂上稜線10:4511:08−汾陽寺山頂上11:22       12:22−寺尾千本桜駐車場13:15(解散)=汾陽寺車止13:40
[地 図]  1/20万;岐阜   1/5万:美濃   1/2.5万;岩佐

 2月27日 12:18 昼食後参加者全員の写真 (JAC旗の下に三角点有り) 撮影;中島
参道の初めに有る看板 歴史を感じる  創建1441年と有るから570年の歴史の有る汾陽寺本堂
 9時45分 登山口で全員の点呼をして出発  最初は小川の流れている荒れた杉林
10:20 地蔵尊のある寺院の跡、古い瓦も残っている 10:21 急登を過ぎてしばらくジクザクの尾根道
11:32 汾陽寺山頂上は広い低木林(寺院跡か?)  12:32 急な下りの後 NO165の鉄塔(視界は今一)
NO165から見えるトイ面は権現山 13:00 NO165の鉄塔で小休止
13:07刈り込まれた丘陵(桜の植樹してあり)から駐車場 13:16 寺尾千本桜並木に下山する