12年度 秋期懇親山行「三方崩山」2,058.8m(12年10月13〜14日)
秋期現地小集会
三 方 崩 山 (2058.8m 二等三角点)
過去2年降雨中止となった因縁の山行だが、3度目の正直で、晴天の内に気持ち
よく登ることが出来た。といっても標高差1250mの厳しい山で、喘登々々の連続。
「もう一度登ろう」と誘われても「ごめんなさい」と答えたくなる山であったこと
は間違いない。
事前のアピール(脅し?)がきいたのか、参加者は男性5人のみ。県庁駐車場に
1時に集合後、買い出しをして1台の車に相乗りで東海北陸道を北に向かう。平瀬
温泉にある道の駅「飛騨白山」に到着が4時前。ここから取り付きの林道に入るの
で、今日はここでテント泊の予定。まさかこの時間からテントを張ったり酒盛りは
出来ないので、暫く時間を潰し、店の閉まる5時頃から始める。他愛ない男の料理
だが、すき焼きとビール、日本酒、焼酎。水道トイレ完備の場所で気持ちよく過ご
させてもらった。さすがにテントを張っていたのは我々だけだったけれど、キャン
ピングカーなども数台一晩中止まっており、道の駅はこのようにも利用されている
のだと実感した。
翌朝朝食後、昨晩の宴会の痕跡は一つも残さないよう掃除して出発。道路反対側
の林道に乗り入れ、ゆっくりと終点まで上る。途中でデポしている車もあり、かな
りひどい道だ。終点はちょっとした広場になっていて、トンネルの坑口が有る。中
で施錠されており、何かと思って後で調べたら、御母衣ダム地下発電所からの地下
放水路がこの付近を通っている。多分その点検ルートだろうと思う。
準備して出発、いきなりの急坂をゆっくり登る。30分で小尾根を乗り越し、広い
山腹を大きくジグザグを切りながら登っていく。この辺りのブナ林は実に素晴ら
しい。1244m点からは忠実に尾根を歩くようになり、1373.1の四等三角点から次
第に勾配がきつくなる。雨の時の下りには滑り台に なる所で、ローブがズッと
張られている。下る時にはそれを伝っていくという寸法だ。
1624m点でガレの頭に出、正面に大きなガレ場の山腹を見せている頂上が望め
る。その先、主に左手ガレの肩をアップダウンしながら高度を上げていくけれど
、1956m点の先では右側もガレでナイフリッジとなっている箇所もある。ただし
距離が短いので慎重に行動すれば問題ない。この辺り紅葉は最盛期で、低灌木帯
なので見晴らしも最高だが、あまりよそ見も出来ないのが残念だ。
稜線は大きく左に回り込み、頂上。この付近だけ針葉樹林帯となっているけれ
ど、東西の見晴らしは良い。東側遠く北アルプスが見えるところだが、天気が良
すぎて霞んでいる。西には近く奥三方岳が見えるが、あそこまでは未だルートが
拓かれていない感じだ。
折角の頂上なのでゆっくりして下りにかかるが、これが長い。行けども行けど
もという感じで、65歳以上の高年登山者一行はほうほうの体で車止めにたどり着
いた。道の駅に帰ったら、今度は楽しみにしていた足湯が源泉のトラブルで休み
。こんなことなら昨日のうちに温泉に入っておくべきだった。ガッカリしながら
遠い帰途についた。 〔堀 義博 記〕
[日 時] 平成24年10月13日(土)、14日(日)
[場 所] 岐阜県大野郡白川村平瀬
[参加者] 5名
[タイム] 13日 岐阜13:00=(買い出し)=各務原IC14:00=道の駅「飛騨白山」
15:45(泊)
14日 道の駅6:30=林道終点6:40〜6:46−1244m点7:47〜7:55−1624m
点8:55−三方崩山10:47〜11:50−1624m点13:04−1244m点13:34
〜13:51−車止め14:27〜14:52=道の駅「飛騨白山」15:00=
岐阜16:55(解散)
[地 図] 1/20万;金沢 1/5万;白川村 1/2.5万:新岩間温泉
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10月14日 登ってきた稜線 |
10月14日 参加者 |
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10月14日 三角点 |
10月14日 三方崩尾根の紅葉 |
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