第12回五支部懇親山行 越 知 山 612.8m 三等三角点)

 今年の五支部懇親山行は福井支部の担当で、例年より時期が変更され泰澄祭に併せて開催された。26日午後からの泰澄ミニシンポジュウムには出発が少し遅れたので参加できず、懇親会に間に合うように会場の「泰澄の杜」に到着する。

 懇親会は泰澄祭の前夜祭と併せて行われ、泰澄塾の実行委員会の人達も参加された。泰澄大師の色々の足跡や越知山での修行等の話しを聞き、この地域では、開山者として努力して来られた人であることを再認識出来た。懇親会は例年のように旧交を温めながら和やかに、時間の過ぎるのも忘れて遅くまで行われた。

 27日は朝食後マイクロバスで小川登山口まで送ってもらう。かなり長い入山式の後、岐阜、富山、石川、京都・滋賀それに福井の順に、良く整備された行者道をゆっくりと進む。途中、五合目付近の水場「独鈷水」で時間調整のため少し長く休憩する。

 頂上の越知山の神社では神職から個々にお祓いを受け、越知山室堂前広場で泰澄祭・昼食となる。越知山の拝殿は約1200年前の建物で、補修はされているが、当時のままの建物が今も存在していることに大変な驚きだった。昼食には参加者全員に豚汁と「ほう葉寿司」がふるまわれ、アトラクションを楽しみながら楽しい一時を過ごさせてくれた。

 帰路は越知山の三角点を経由して、新緑に映える山並みを望む展望台。残念ながら曇り空で、日本海は見えなかった。花立峠それに雀ヶ峠を経由して、マイクロバスの待っている悠久ロマンの杜までけっこう長い山道を歩いた。悠久ロマンの杜で下山式があり、マイクロバスで宿泊地の泰澄の杜に帰り、自由解散となる。泰澄大師について私は良く知らなかったが、この行事に参加して、山に登るだけでなく泰澄大師がこの越前の地で開山に勤められたこと知る良い機会だった。
                                           [白木貞次 記]
[日 時]  平成24年5月26日(土)、27日(日)
[場 所]  26日;「泰澄の杜」福井県丹生郡越前町小倉88 糸生温泉
       27日;福井県丹生郡越前町小川〜越前町福井市境〜越前町笈松
[参加者] 7名
[タイム]   泰澄の杜8:00=小川登山口8:128:52−独鈷水10:1210:30−越知山室堂前広      場11:2013:31−三角点13:40−展望台14:08−花立峠14:3414:44−雀ヶ峠       15:10−悠久ロマンの杜15:3915:45=泰澄の杜16:09(解散)=岐阜18:30
[地 図] 1/20万;岐阜   1/5万;鯖江   1/2.5万:織田