7月例会山行 焼 岳 ( 2455.4m 二等三角点 ) 当初の中尾温泉から登る計画を、距離が長いということで、中ノ湯温泉上の新登山口より登ることに変更した。このことを事前に知らせず、中尾から登るのを楽しみにしていた竹中(美)さんには悪いことをした。その他のことも含め、今回は反省の多い山行だった。 県庁駐車場に全員が時間通り集合し、車3台に分乗して東海北陸道を北上する。村松会員からの事前の情報では、登山口の駐車場はこの時期とても止められないとのこと。それで野村車の4人と現地合流の三宅さんは平湯で予約したタクシーに乗り登山口に向かう。白木車の4人は直接登山口の駐車場へ。何とか止められたようで、現地で合流。ところが高木車が来ない。電話すると途中で朝食を食べているとのこと。ここら辺りも打ち合わせ不足。待って居れないので9名で出発することとした。 最初少しトラバース道を行き、登りにかかる。けれど急登と緩登がほどよく混ざっていて意外に登りやすい。それでも野村さんがやや遅れ気味である。1972のピークから少し下り、ダラダラ登りが旧道の合流点まで続く。この辺りから高木が無くなり、煙を出している頂上が望め、高山の雰囲気となってくる。けれど次第に急登となり、とうとう野村さんがリタイア。日陰で休んでもらうことにしてその先を行き、火口壁の肩から北峰に到着、3時間20分のアルバイトだった。 頂上は大変な人、ゆっくり食事も出来ず写真も撮れない。期待していた上高地や穂高の大観も霞んでよく見えない。それでも45分程過ごし下山にかかるが、火口壁の肩まで戻って悩む。どうしても三角点のある南峰に登りたい。ロープが張ってあるけれど簡単に越えることが出来る。ただ、日本山岳会会員として、そのような行為は許されるだろうか。 結局、誘惑に負けた4人(堀、今峰、竹中(美)、小林)が南峰に向かう。白木さん達には先に野村さんを連れて下ってもらうようお願いする。いきなり急な岩場で登れるかと案じたけれど、取り付いてみると踏み跡も有り、少々の岩登りで稜線に立つ。後は平坦な稜線歩き。ところがピークらしき所に三角点が無い。何も無い荒れ地を4人で手分けして捜すが見つからない。やむなく噴火で埋まったのだろうと結論づけ、強いて納得して下山する。火口壁の肩まで戻ったところで高木氏等に会う。彼等も体調不良で時間がかかったとのこと。 高木グループと別れ、先行組を追いかけて長い長い下りを急ぐ。足並みが揃っていたこともあり、久しぶりの猛烈なペースでの下り。ノンストップで登山口に着いたときは、足はヘロヘロ喉はカラカラだった。それでも長くも待たせず、先発組と合流することが出来た。中ノ湯の温泉に入るという白木さん達とそこで別れ、迎えのタクシーに乗る。 とにかく、パーテーの体をなさないバラバラの山行であり、往復の車も別々、集合写真も撮れていない。全体の意思統一の不足等、今後の反省材料にしなければならないと思う。
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