2013年度森林づくり記録

第1回(通算157回) 平成25年4月21日

 天気 雨のち晴れ 気温14度(午後0時)     記録者 藤井法道

参加者 藤井法・神山敬・浅野勝・長屋桂・林一・他1名

作業内容
 昨年11月末に雪で閉鎖して以来、今年度初めての作業で何としても始めたかったが、車止めに着くころには予想通りそれまでの雨も止み、雨上がり特有の青空になった。

徳山ダムに続く国道418号線の架橋工事のため従来の林道が使えず、藤橋城を大きく経由する迂回路になったが、一通り整備がなされていて矢中林道にも問題箇所なく最奥まで入ることが出来た。

まず前回雪の被害を避けるべく車止めに仮設したミズナラやブナの苗木を養生することから始めた。すでに小さな芽吹きが始まった苗木に問題は無く順調な生育が認められた。

引き続いて登山口ののぼりや看板の掲揚・整備を行う。

今年の雪は比較的少なかったか、残雪の早い融雪によってこれまで見られたような傷跡が少なかった。

9時半頃には植栽地に移り、道具小屋や周りの整理から始めた。今回は手間不足で出来なかったが、一部破損した屋根周りの補修などを次回行いたい。

植栽地周辺に約10本ののぼりを掲揚、また一つのシンボルになればということで尾根上のミズナラにロープを掛けて黄色いハンカチ20数枚を掲揚した。

その他、雪で流れたり破損した植栽木の支柱の雪起こしなどを行った。今年は苗木の枝折れなどの雪害が比較的少ないように見受けられた。

午後2時寒気の影響で風が強まり作業を終わって下山した。

備考

 残雪は無かったが、能郷白山や金糞岳・横山岳などには眩いばかりの雪が認められた。

植栽地ではイワウチワがちょうど見頃だったが、タラの芽やコシアブラなどの芽吹きには少々早かった。次回にはゴヨウツツジなどが見られると思う

Nさん手製のてんぷらや赤飯で楽しい昼食になった。(次回もてんぷらをやってくれるそうです)

今回カメラを忘れたため写真の掲載が出来ませんでした。

事務局便り

 今年度は迂回路経由のため植樹祭を中止、作業は10回に縮小しました。

次回の作業は5月12日です。

作業内容は主に雪起こし(支柱の差し替えなど)、登山道の整備、仮設トイレの設置などを行います。



第2回(通算158回)   平成25年5月12日
 

 天気 晴れ  気温 27度(午後0時)       記録者 藤井法道


参加者 藤井法・早田道・中島真・岡田清・神山敬・浅野勝・久野菊・長屋桂                              8名

作業内容
夏場でも気温が30度を超すようなことはめったに無いのだが、正午には27度を記録した。しかし湿気が少ないせいか終日気持ちの良い作業日和になった。

定時の7時半に道の駅を三台の車に分乗し、今日も藤橋城を経由し昨日の雨で所々に崩落した石ころなどを取り除きながら最上部の車止めまで入る。

仮設トイレの資材や雪起こしマーキング挿し込み棒などを手分けして植栽地まで運ぶ。9時頃から仮設トイレの設置、苗木の雪起こしや下刈り作業など分担して行う。朝日を受けて白く輝く能郷白山や加賀白山を背景に心地よい汗がほほを伝う。

前回に引き続いてタラの芽やコシアブラなどのてんぷらで持参した弁当にはしの運ぶ暇も無く、青空や木立の新芽をバックにランチタイムは大いに盛り上がった。美味しかったありがとう。

午後二時作業を終了し下山。

備考

植栽地内のゴヨウツツジが満開になっていたが、今年は花のつきが悪かった。

ブナ爺やブナ婆もすっかり新芽を出したが、こちらの花芽も少なく、ここのブナに限っては種子の不作が予想される。

今年度の矢中林道の延長工事が始まりました。上部林道登山口まで200メートル余りまでが今年度の工事区間で、完成すれば植栽地まで徒歩15分位のなります。

 午後1時過ぎ男女5人の中高年パーテー(K山岳会)が藤橋城から入山し花房山〜小津権現
を縦走して藤波に下山すると元気に下って行った。

事務局便り

次回の第三回作業は5月26日()です。

作業内容は午後二時頃まで苗木の雪起こし、倒木の整理、下刈りなどを行います。 

参加者
新緑のブナ爺、花はあまり咲いていなかった ナラの木にコシアブラが絡み付いている
矢中谷林道もがれ場の先まで延びた 権現の森林から残雪の能郷白山
権現の森林植林地に確認杭設置 植林地に簡易トイレ完成

第3回(通算159回)  平成25年5月26日

 天気 曇りのち晴れ  気温20度(午後0時) 
                                    記録者 藤井法道

参加者 藤井法・中島真・久野菊

作業内容

 権現の道具小屋も建て足かけ十年にもなると方々の痛みが目立つようになって来たので、今回の作業はその補修を中心に行った。

そのため前回に引き続きNさんに調達してもらった多くの建設廃材を重宝に使うことが出来大助かりだった。

参加者が少なく持ち上げることの出来なかった資材については、次回以降にボッカの予定だ。

また、オイスカさんが一昨年行った記念植樹が雪の勢で折れてしまったので、その脇に補植した。

備考

 いよいよ林道の延長工事が本格化し完成が待ち遠しい。出来れば揖北林道登山口まで200メートル余りの距離になり、資材などの運び込みが夢のように近くなる。

今後は県当局の指導も受けるなどして公園化へのコンセプトを具体化できればと思う。

今回は参加者が少なくやや寂しい作業になったが、それというのもいつ頼りになった参加者が突如として体調を壊すなどして来れなくなったもので(三名)、加齢にもよるものとはいえ残念でならない。一日も早い回復を祈念したいものだ。

ビオトープのカエルが産んだオタマジャクシは3cm位に育ち、満水の池に元気で泳いでいます。その数、推定5000疋此の後どうなるのでしょう。

 早朝、下界では霧雨があったが長く続いた天気で蒸し暑く、現場へ着くまでに一汗かいた。しかしほぼ完成した権現の森林を見上げると綺麗な新緑が疲れを和ませて呉れた。

事務局便り

 次回の作業は6月9日()です。

作業は今回に引き続き道具小屋の補修および苗木の目印・雪起こしなどを行います。

また、参加者の様子を見て下刈りや、倒木の整理などを行います。

すっかり森らしくなった植栽地へ遊びにおいで下さい。

今年も藤波ルート国道からの登山者の往来が活発です。

 5月26日 参加者  5月26日 ササユリの保護
5月26日 ブナ爺  5月26日 ブナ婆 
5月26日 道具小屋補修


第四回(通算160回)  平成25年6月9日

天気 曇りのち晴れ   気温28.5度(午後0時)   記録者 藤井法道

参加者 藤井法・早田道・中島真・岡田清・神山敬・浅野勝・小林・長屋桂・    長屋敦

作業内容
 前回に引き続いて道具小屋の改修と苗木の養生などを中心の作業になる。

まずNさん提供の桧の板やすのこなどを9名の参加者で車止めからそれぞれにボッカで植栽地まで運び上げる。蒸し風呂のような暑さの中、歳の老いとともに身に応えるボッカだが、誰一人として文句ひとつ言うことなくボランティアとはいえ有り難いに尽きる。

水場も何とか復活し使えるようにした。9時過ぎから小屋の改修・小屋内の整理班と苗木の養生・枯木の整理の二班に分かれ作業を開始。

備考
 Kさんがリュウマチの病をおして参加してくれた。また、中学生になったN君がお婆ちゃんと久しぶりに参加、頑張ってくれた。

植栽地内のヤマボウシ・ネジキが満開。某絶滅危惧種もこれまでに変わりなく見事に満開の花を付けていた。

また、唯一のササユリも今年は三個の蕾を付け次回の開花が待たれる。

車止めからの林道延長工事が本格化し、今年度工事区間の切土工事が進んでいます。

事務局便り
 次回第五回の作業は6月30日()です。

苗木の養生・下刈りした草木の整理など中心の作業となります。今年度は暑さのため7〜8月の作業を中止しますので前半の作業として最終回になります。

 
6月9日 参加者
林道工事の中を行く強力のAさん 車止めの工事状況

第五回(通算161)   平成25630()

 天気 曇り   気温20度(午後0時)        記録者 藤井法道

参加者 藤井法・早田道・高木基・中島真・白木貞・岡田清・神山敬・浅野勝・竹中佳・久野菊・長屋桂・白木し・長屋敦 13名

作業内容
 前半最後の作業ということも有って多くの参加者を迎えた。

Nさん提供の道具小屋補修用資材や燃料などを手分けして林道の車止めから植栽地までボッカする。中でも80歳の前支部長の元気なこと、また権現で森林づくりを始めた頃には幼少だったNA君もすっかり頼もしくなって背負子を背負ってくれた。

作業は道具小屋の補修班と下刈りした柴の整理を行う二班に分かれて行った。

道具小屋はひさし部分に波トタンを取り付け防腐剤を塗るなどして、積雪や湿気に対応できるようにした。

また、登山口からブナ婆〜ブナ爺〜植栽地までの歩道脇の景観を良くしようとの目的から刈り取った柴の整理を午前中掛かって行った。明るく見通しが良くなった登山道は林床まで光が届くようになり遊歩道として一歩前進したように感じた。

夏場の作業が過酷ということから7〜8月の作業を今年から中止することになったため、前半の締めくくりとしてバーベキューを行いランチタイムを楽しんだ。

午後からは小屋の周りの整理などを行い午後二時に下山した。

備考

 下刈りを行ったブナ婆の手前でバイカオウレンの群落を見つけた。すでに白い花は無く実生が無数に見られた。

ビオトープとして植栽地の片隅に拵えた池に無数に有ったヒキガエルの卵は巣立ちして跡形も無かった。

道具小屋の脇に唯一のササユリが今年は盗掘に会うことも無く見事な花を咲かせていた。

事務局便り

 次回第六回の作業は9月8日()になります。

順調に行けば再来年辺りには林道が延びるかもしれない、元炭焼きの杣道を植栽地へのもう一つの遊歩道として整備を始める予定です(現登山道との合流地点まで約400m位)

コースは尾根通しで展望や植生が良く、作業としては下刈りと階段の整備などになります。

2013年6月30日 参加者
ブナ婆の下にはバイカオーレンが群生している
作業小屋に防腐剤を塗る 小雨が降り出したのでシートを張ってのバーベキュー

第七回(通算162回)  平成25年9月29日()

 天気 曇りのち晴れ   気温20度(午後0時)   記録者 藤井法道

参加者 藤井法・高木基・中島真・岡田清・神山敬・浅野勝・竹中・小林
    久野菊・長屋桂  10名 

    

作業内容

 今年から7〜8月の真夏の作業を中止したので、後半初めての森林づくりになった。

くしくも前回6月末作業時と同じ気温になり随分涼しくなって辺りの木々にもわずかながら秋の兆しを感ずるようになった。

今年も林道の延長工事の真っ最中、幸い日曜ということで工事はお休みで支障なく奥まで車を乗り入れることが出来た。今回は小屋の改装のためNさんが沢山の資材を賄ってきてもった上に、休憩時などに使う椅子などを購入したので、それら多くのボッカを、先ず皆さんに頑張ってもらった。

その後、小屋の改装班と下刈りした枯木などを整理する二班に分かれ作業を行った。

小屋の改装では入口や南側壁の板の張り替えを行った。これまで道具の出し入れなど、そのたびに不便な思いをしてきたが、ずいぶん使い勝手が良くなった。

次回には更に北と西側の壁部分の張り替えもやってもらえるとのこと。

枯木の整理では「ブナ爺」から上部、植栽地の稜線までの部分で切り開かれた林床に散らかった枯木を一か所に集積する作業を行った。一見容易に得る作業だが、急斜面の上り下りの繰り返しで、やってみると以外に重労働で大変。今回は多くの参加者で多大な成果を上げることが出来た。未だ少しは残っているが、揖北林道の登山口から植栽地までの間が見違えるような林床環境になった。

11時半から昼食に入る。皆さん持ち寄ったおかずや飲み物のやり取りなど、例のよって楽しい一時を過ごした。

12時過ぎに午後の作業開始。引き続き枯木の整理や遊歩道の草刈り、小屋の整理などを行い午後2時ちょうどに下山した。

備考

先日の18号台風で登山口の案内看板やのぼりなどが吹っ飛んでいた。しかし道具小屋や植栽地内の木々に目立った被害などは無かった。

しかし、植栽したミズナラなどに鹿による食害が今年は特に顕著に見られ今後の対策の必要性を痛感した。

今年はブナやミズナラ・ホウバなどの葉がやや黄色を増して紅葉が少し早いようだ。

植栽地の足元にはツルシキミの実が真っ赤に色づいていた。

ナメコも少雨のためか出が悪いようですがAさんが少し探してくれました。
雨が降ったら出てくれると思います。

事務局便り

 次回第8回の作業は10月13日()です。

秋たけなわ、作業には最も良い環境になることと思います。一人でも多くの方の参加をお待ちしています。

2013年9月29日  参加者  
9月29日 道具小屋壁補修行う 9月29日 楽しい食事
9月29日 掃除刈 Aさん


第八回(通算163)  平成251013()

 天気 晴れ    気温19(午後0)        記録者 長屋敦大

 参加者 藤井法・中島真・神山敬・長屋桂・長屋敦  5

作業内容

 7時半の道の駅集合時には少し肌寒さを感じたが、日中には汗ばむほどの作業日和になった。

今回は数年前から森林づくりに参加してくれている「長屋敦大くん(中学二年の14)」に別添のごとく感想文をお願いした。

備考

 権現での森林づくり作業開始の発端にもなった「カシノナガキクイムシ」の食害による枯渇の現象が西濃方面の一部には見られるものの、幸いにも権現では今年に限っては認められない。

事務局便り

 次回、第九回の作業は10月27日です。道の駅7時半集合でお願いします。
なお、今年度の最終回となる11月10には小屋じまいを兼ねて「芋煮会」を植栽地一角で行いますので一人でも多くの方の参加をお願いします。

長屋敦大君の報告書(感想文)

今回は、小屋作りをメインに作業を行った。
まず、林道から材料を運ぶことからスタート。慣れない材料かつぎ、肩が痛かった。

小屋前についたら、作業スタート。小屋の壁をはずし、新しい壁を作った。

中島さんが持ってきてくださった廃材を使って作ったのだが、廃材とは思えないきれいな壁が出来た。

 壁の板が完成したところで、僕は壁作りから一旦離脱、ドングリの苗用のポット作りを祖母とした。ひとつ、ひとつ丁寧に土を入れ、141個ものポットが出来た。

11時過ぎごろ、昼食をとり午後は壁の防腐、防虫剤を塗る作業からスタート。こちらも丁寧に出来たと思う。

 壁の板に防腐防虫剤が塗れたらいよいよ取り付け。ここでは中島さんが素晴らしい大工技を披露してくださった、権現の雨、風、雪にも耐えられそうな、壁が完成した。いつも中島さんの大工技には感動する。

午後、藤井さんはずっと、木、草を刈ったおかげでかなりきれいになった。

 ヌタバの近くまでナメコを探しに行ったが全くといっていいほど、生えていなかった。
昼食で頂いたみかん、ふかしイモ、枝豆、栗ご飯がすごくおいしかった。

1時過ぎごろからは、片付けを開始し、2時ごろに下山した。

「余談」
 私ごとだが、今回は、朝6時9分の岐阜発の列車に乗って大垣で浅野さんと合流するはずだったのに、JRの事情で列車が止まってしまった。2時間以上も運転再開しないと言われたのが正直ショックだった。今日の権現行は止めようと思ったが浅野さんが岐阜まで迎えに来てもらったので申し訳なかった。(神山さんには帰りに送ってもらったことも)
 

10月13日 参加者
10月13日 小屋材料の荷揚げ 小屋の壁補修作業

第九回(通算164回) 平成25年10月27日

天気 雨のち曇り  気温11度(午後0時)     記録者 藤井法道

参加者 藤井法・神山敬・浅野勝・竹中佳・小林和    5名

作業内容

 今年度の林道の延長工事が終わり初めて軽トラが揖北林道登山口に入った。

平成18年度森林づくりを始めた頃には標高500メートル辺りから標高720メートルの登山口まで45分の上りを経て、さらに標高800メートルの植栽地へ15分、ここまで車で入れるようになるとは、当時を振り返るとまるで夢のようで、この上ない感激で思わず万歳の気分だった。

この日の作業は、岐阜支部創設40周年記念植樹に使う背丈二メートル余りの「かつら」の木を初め多くの資材を軽トラで運び込んだ。

登山口から20メートル地点に記念植樹の仮植えを行う。次回の最終例会で本植えにする予定である。

その後、植栽地に移動し、昼食をはさんで植栽木の周りの下刈りを行う。あわせて紅葉の始まったこの時期ならではの作業として、一人ばえのミズナラやイロハモミジなどの残して育てたい苗木としてマーキングを行い下刈りの目印とした。

午後二時天気の回復した植栽地を後にした。

備考

 今年初めて北風の冷たい小雨模様になった。

標高830メートルの植栽地は紅葉の一歩手前だが、今年は酷暑や台風の影響などで今一つ、これまでのような鮮やかさが無いように思う。

 秋の深まりと共に権現の山頂を目指す登山者の姿を多く見かけるようになった。

事務局便り

 次回の作業は今年度の最終回で11月10日に行います。

作業内容は岐阜支部創設40周年記念の植樹と今後の積雪に備え、トイレやのぼり等の撤去を行います。午後からは年一回定例の芋煮会を行います。今回に限り昼食などの持参なしで参加ください。紅葉の下で一年を振り返りたいと思います。
 「権現の森林づくり」委員会として岐阜県が行う「26年度清流の国ぎふ地域活動支援事業の募集」に応募します。締め切りは12月2日までで、採択発表は26年4月の予定です。ご協力のほどを。

10月27日 参加者
10月27日 記念植樹のカツラの苗木を仮植えする 10月27日 権現の紅葉  撮影;藤井

第十回(通算165回)   平成25年11月24日

 天気 晴れ  気温13(午後0時)         記録者 藤井法道

参加者 藤井法・早田道・中島真・神山敬・岡田清・白木貞・浅野勝・久野菊    ・長屋桂・杉山美・長屋敦               11名

作業内容

 今日は恒例の「芋煮会」、集合時間前の雨も瞬く間に好天になり、小春日和を思わせる暖かな一日となった。

道具小屋修理用の部材を軽トラに積んで登山口まで乗り入れ、その後参加者の皆さんに植栽地までのボッカをお願いする。

途中で先日仮植した岐阜支部創立40周年記念の記念植樹を行う。樹齢5年ほどの「カツラ」に樹を植える。

その後植栽地に移り、残った道具小屋の補修と刈り取った下草などの整理を行う。

 道具小屋はNさんに部材の賄いから補強修理のすべてをお願いした。素晴らしい出来上がり。そして、今回も中学生のN君が小屋周りの防腐剤の塗装をすべてやってくれた。

 その後、芋煮会に移り鍋を囲んで「権現の一年」を振り返った。遠く能郷白山には冬の到来を告げる真っ白な山容が見られた。

 午後からのぼりや看板の撤去などを行い、来春四月の再開を期して、二時頃下山した。

備考

事務局便り

昨年に続き林道の進入口になる架橋新設工事のため迂回路による作業になった。

この進入路が悪路のため植樹祭を中止し作業回数も縮小せざるを得ない不本意な一年にも拘らず、10回の作業が出来、延91名の参加を得ることが出来た。

中でも登山口から植栽地まで、林床の下刈り整備の完了で見違えるような遊歩道が出来た。また、廃材を利用した道具小屋がNさんの渾身的な力添えで補修が完了、それまでの雨漏りなどから解放されるなどした。

来年度も架橋工事は続くようだが、45月は工事が一時的に中断するようで、5月には植樹祭を計画?定例の作業は46日頃から行う予定です。来年度の作業日程等は1月末頃に決定しますので、HPで確認ください。

追伸:

 1127日、揖斐農林事務所の課長以下三名と揖北林道延長計画路線について確認のため植栽地を訪れる。懸念された植栽地内の「ヌタ場」や絶滅危惧種の「エビネ」自生地などは路線上から回避できることになる。

 45年先には植栽地内の道具小屋下あたりを縦断することが予想できる。

2013年11月24日 参加者 撮影;早田会員
2013年11月24日 登山口に着いた軽トラ  撮影;早田会員
2013年11月24日 芋煮会の準備中 
2013.11.24 登山口の記念植樹(カツラ) 撮影;早田会員
小津権現作業報告
                                       記録:長屋敦大
  平成 25 年 11月 24 日
  天気:晴れ 気温 13 度
 今回も、小屋作りをメインに作業を行った。
 前回と同様、材料を林道から持っていくことからスタート。 林道はかな り上まで車で登れるようになり楽になったと思った。
小屋に行く途中、前回植林した「カツラ」の木の前に看板を立てた。
小屋 前についたら作業スタート。僕は前回に引き続き小屋の壁に防腐剤を塗る作業した。自分で言うもなんだが、 かなりきれいに塗れた。 小屋 の壁に塗り終 えたら、藤井 さん に「植林 の看板 にも塗って ほしい 」と言われ、塗りに行くこ とに。防腐剤 と、 はけ を持って 、看板 のあ るところまで下ってい たら・ ズテッ !・ !・ !・ ・転んでしまった 。防腐剤 が服 につい てしまった ・ ・ ・ ・ 気分 が最悪 に落ち込 んでしまった。
なんとか看板 に塗り終 えて、小屋 まで登り、 少し中島 さんの 大工仕事 を手伝 った 。が、 あまり役に立 たず、お 昼ご飯作 り を見守 ることにした。
 お昼ご飯は「鍋」。 鍋パーティ ーをした。「キムチ鍋」 と「 味 噌鍋」 を作った 。どちらも、 具だくさんで、 具材 にダシ、 ス ープ がしみ込んでい て、最高 におい しかった 。
お昼ご飯を食べ終 え、午後 は「ドングリ ポット 作り」、竹中 さんがくださった という 木の「植林」 をした。
藤井 さんが持って きてくださった ドングリ は大きくて、立派 なドングリ だった 。大きく育つと思う。
この他にも、木の枝をよけて、、「 場所 づくり」をしたりした。
作業 が終わった ら、小屋 じまい をして下山 した。
備考
 小屋 の近くに、少しナメコ がはえてい た。かなり良いナメコ だった 。ナメコ を見たのは今年初 めて、後、先程も書いたが、鍋が最高においしかった。また来年も鍋パーテイーをやりたい。

 「注」何時も中学生の長屋君が権現の森林作業に参加してくれて有難う。報告書を投稿してくれたので
    原文のまま掲載しました。                       (編集子)