岐阜支部創立40周年記念事業記録
2012年11月17日 岐阜市・十八楼・扇の間
記念式典 13:30
1)開式のことば
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開会を宣言しあいさつする早田支部長 |
第3代支部長の故高木碕男氏に感謝状贈呈 |
在りし日の高木前支部長・分水嶺踏査時、川上岳から西に派生する峠にてサポート頂く(撮影;中島眞一)
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物故者紹介・黙祷 長屋桂子、林一美会員のフルート伴奏にて紹介の後、黙祷
5612 高木碕男、5618國枝武喜、9937 水野美代子、11750 岡田謙吉
11688 山田 暁
式辞:早田道治支部長
本日は日本山岳会の尾上会長はじめ本部、各支部、講師、権現の森林より関係者の皆様のご出席ありがとうございます。100名を超える皆様のご参加をえられましたのは大きな喜びであり、あつく御礼申し上げます。私が支部長を引き継いでから10年になりますが、40周年を花道として今期末をもって次世代にバトンタッチする所存です。これまで以上に皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
感謝状贈呈
高木碕男氏 前支部長 岐阜支部の創立、発展に多大な貢献があった。
熊田宗次氏、竹中佳美氏 今回の事業に多額の寄付を行った。
山岳講演集執筆者記念品贈呈(出席頂いた方に)
尾上昇、小野木三郎、小野健、穂刈康治 の各氏に山岳講演集を贈呈。
来賓祝辞
日本山岳会会長:尾上昇
40周年おめでとうございます。これまで支部を支えた人たちにお礼申し上げます。日本山岳会は公益社団法人に衣替えしました。社会的責任の重い団体であり、社会へのガバナンスとコンプライアンスが求められます。全ての寄付が無税になり、各支部は「公益社団法人○○支部」と正式に名乗れます。このことを武器に有利に事業展開を図り活性化に努力して下さい。会員は減少傾向にあり、平均年齢は高い。若い人に入ってもらい支部の増員、増強をぜひお願いします。広島支部の15周年に出席したが全国で最も元気で各支部のお手本です。活性化の秘密は会員の熱意と方向性にあるので岐阜支部も広島に負けぬよう邁進して下さい。ありがとうございました。
福井支部:宮本数男(前支部長)
40周年おめでとうございます。岐阜支部とのエピソードは昭和40年の岐阜国体のとき近県サブリーダーとして山岳競技に参加しました。分水嶺踏査では岐阜支部に参加しました。京都と岐阜とで行っていた合同山行を福井、石川、富山も誘うよう高木碕男さんに言われ5支部合同山行を立ち上げました。碕男氏の香典返しでもらったリュックを背負っています。宴席でも碕男氏のことをお話ししたいと思います。
祝電披露
閉式のことば
記念山岳講演 14:20〜 司会:堀義博
11年間の参加者数
平成年
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14年
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15年
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16年
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17年
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18年
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19年
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20年
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21年
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22年
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23年
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24年
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会員・会友
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34
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24
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31
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41
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34
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37
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30
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39
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34
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31
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一般
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46
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34
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27
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114
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73
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71
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66
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146
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162
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126
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合計
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80
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58
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58
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155
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107
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108
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104
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185
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196
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157
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240
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開会のことば
講師の紹介
講演「槍ヶ岳とともに」穂苅康治氏 別紙参照(後日報告;記録 久野菊子)
お礼のことば 早田道治
記念演奏 リピート山中氏 15:50〜
奏者の紹介 小野木三郎
リピート山中氏とは「双六酒やまらないない小唄」が縁で山小屋でのコンサートを開くようになった。小野木三郎作詩、リピート山中作曲の歌が4曲CDに入っている。日本語を大事にしながら時間いっぱい張り切って演奏してください。
歌とギター演奏 リピート山中氏
「山小屋の灯」「涸沢の歌」「白い花が好き」「加藤文太郎の歌」「ヨーデル食べ放題」「雪山賛歌」「夏山賛歌」「それぞれの味」「飛騨山脈」
閉会のことば 早田道治
楽しい歌をありがとございました。初めて聞く歌が多かったです。これからもよろしくお願いします。
諸連絡
記念撮影;民田 勇会員 祝賀会の後、全員に写真配布する
記念祝賀会 18:30
開会のことば
実行委員長あいさつ 西條好迪
40周年をとどこおりなく挙行できましてこの上ない喜びです。岐阜支部もようやく不惑の年を迎えました。山岳会の公益法人化と重なったのも何かのご縁でしょう。支部の事業は7割が公益性の高いものだったと自負しています。これから先の10年が意義あるものになりましょう。ご参加の皆様に感謝してご参集を心より歓迎いたします。時間の許される限りご歓談ください。本日はありがとうございました。
祝辞
東海支部長:小川務
岐阜支部創立40周年まことにおめでとうございます。東海支部は昨年50周年を迎えました。当初はエリアの中に岐阜県も含んでいまして10年間は岐阜支部の方も東海支部として活躍いただきました。昭和47年に岐阜支部が発足されたのは、東海支部では第3代支部長熊沢先生の時代でした。設立時の状況につきましては岐阜支部が作っている講演集の中の巻頭言で高木碕男さんが書かれていますのでお読みください。最近東海支部は年齢を若返らせる必要があるので学生山岳連盟の育成をしています。岐阜県からもたくさんの学生が参加しています。今後とも岐阜と東海は連携を深めて支部活動を活発に進めていきたいと思います。岐阜支部のますますのご発展を祈念いたします。本日はおめでとうございました。
日本山岳協会会長:神崎忠男
日本山岳会岐阜支部創立40周年おめでとうございます。乱暴にかわいがってくれた高木大先輩のご供養や岐阜で国体が開かれた折、早田支部長にご馳走になったため今日は馳せ参じました。今までは日本山岳会を中から見ていましたが、最近は外から見る立場にあります。今まで見えなかった山岳会が見えるようになりました。今は日本山岳会だ日本山岳協会だと言っている時代ではないと痛切に感じます。我々が今考えなければいけないことは、確かに公益社団法人になりましたが、組織が変わっても変わらないのは登山者のマナーや誇りです。しかし登山が変わってしまいました。今年はエベレストに550人が登りました。ネパール側から400人、中国側から150人が登ったわけです。44隊の900人がベースキャンプに入りました。登山報告の中にはエベレスト登山の経済効果まで報告されています。エベレスト登山では9億円、それ以外のヒマラヤでは20億5000万円と、約30億円の経済効果がヒマラヤ登山であったという報告まで付け加えられている。登山が変わってしまった中で我々はこれからの登山をどう受け止めたらいいのか、それには我々が登山者としての誇りや自信をしっかり持って楽しい登山界を作っていかなければならない。日本山岳協会会長と言われると違和感を感じます。今日は日本山岳会の会員として楽しい時を過ごしたいと思います。ただ日本山岳協会もよろしくお願いします。どうもありがとうございました。
乾杯
山平靖(31支部の中で一番若いのが四国支部、高知からるばるお出で頂いた)
四国支部も神崎さんや尾上さんのおかげで無事に創立できました。小島烏水さんが日本山岳を設立されて高松出身なので記念碑とかレリーフを段取りします。4月14日にやりますので多数のご参加をよろしくお願いします。では岐阜支部の40周年を祝して乾杯!
会食・懇談
アトラクション「郡上音頭」
お囃子や踊りに合わせて参加者も見よう見まねで賑やかに踊りに加わった。
閉会のことば
第2日目 11月18日
記念山行 金華山 標高328.8m 点名2等「金花山」2万5千図「岐阜北部」
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金華山を長良川から望む 撮影;久野会員 |
7:00 朝食
8:00 駐車場に集合 軽食配布
穏やかな晴天、歩行組とロープウェイ組に分かれる。
歩行組
49名が5班に分かれ各班に2人のリーダーが付いて出発、菊花展を開催中の岐阜公園を通り百曲りの登山道へ入る。30分ほどで唐釜登山道のトラバース道をたどり、東坂登山道と合流。しばらく登ると足元が岩になり右手の谷に断崖が現れる。巨大な望遠レンズを三脚に据えたカメラマンがいて、レンズを覗かせてもらうとハヤブサが枝に止まっているのがよく見えた。巣もあって春にはヒナが見られるとのこと。急坂にあえぎながら尾根へ出て、展望台、三角点を経由して岐阜城に到着。モミジの真っ赤な紅葉がお城の白壁と青い空に映えて美しい。お城を見学した人もいて10:30に下山開始。帰りは長良川の展望を楽しみがら瞑想の小径を下る。11:40に十八楼へ無事到着。
ロープウェイ組
参加者数10名で8:45 に十八楼出発、昨日の雨も上がり気分良くロープウエイ乗り場へ
行く。日曜日とあって観光客が多く、頻繁に発車している。9:15に乗車。岐阜の景観を見な がら山頂駅へ。下車後のんびりと山頂へ向かう。9:30 頂上に到着。希望者は岐阜城に入り
見学しながら徒歩での登山チームを待つ。10:30下山開始。ロープウエイコースの2名は
徒歩で下山した。残りの8名は再びロープウエイで下山し、岐阜公園を散策。
丁度開催されていた菊人形展」を鑑賞し十八楼へ帰る。
11:45 登攀組と合流解散。(早田 道治)
点呼の後、駅に向かう参加者を乗せたマイクロバスを見送った。
総合記録;久野菊子
まとめ;実行委員;中島眞一
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