秋期現地小集会
屏 風 山(1354.2m 二等三角点)
今日の目的の屏風山は、奥美濃の最北岐阜と福井の県境に聳える、見るからに険しい形の山で、根尾富士とも呼ばれている。皆気合が入っているのか、集合時間前の早朝6時25分に樽見駅に全員が集合した。リーダーの藤田さんの挨拶の後、参加者を点呼して全17名が3台の車に乗り分け出発する。
上大須長瀬大野線を上大須まで行き、折越林道に入り折越峠を越えて越波の部落の先で河内谷林道に入る。途中のゲートを越え、更に落石のある林道を注意深く進み、ほとんど林道終点の登山口まで車で行くことが出来た。そこに屏風山登山口の標識があるが、「これは10年前に建てたのよ」と懐かしく話される縄田さん。
各自準備をして出発する。水がない河内谷本流を渡り屏風谷へと進み、砂防堰堤を左側の階段で上がり越えていく。滝になっていて左岸の道が欠けている所には辛うじて細い丸太が架けてあり、怖い思いをして上流へ進む。屏風谷を30分程登ると尾根の取付に着く。右手に黄色の標識が有り急斜面が見える所で一息入れる。ここまで長靴で谷川を登ってきて、登山靴に履き替える女性の方も見えました。いよいよ急登である。
固定ロープと木の根を頼りに、ひたすら登る。県境稜線に出た所で、先頭と合流して休息。その先県境尾根を左へ下降ぎみに出発する。笹を分け、檜の大木が点在する尾根道で三度休息する。「頂上まで、まだまだ。1時間はかかるだろう」と白木さん。
大文字草の花やシャクナゲの1輪の花を見つけた、という声に励まされ山頂に向かう。左右の稜線が急角度で頂上に突き上げている。最後の急登になってきた。今後こそ頂上だとだまされながらいくつかコブを越え、笹や濯木を掴み慎重に登ると遂に山頂に到着した。
全員で乾杯し昼食も済ませ、周囲の白山、荒島岳、能郷白山、冠山、伊吹山、等の景観を楽しんでいた時、樹林帯を出た所のコブを誰かが登ってくる。手を振っているので、よく見ると堀さんである。「ヤッホー」と声を掛け、堀さんの到着を待ってバンザイ三唱と記念撮影。我々は3時間かけて登ったが、堀さんは2時間で来たとのこと。さすがである。
帰りは足元に十分気をつけ、尾根の急斜面は3点確保等して、参加者全員18名が無事下山することが出来た。 [竹中佳美 記]
[日 時] 平成19年10月14日(日)
[場 所] 岐阜県本巣市根尾河内谷、福井県大野市上秋生、境
[参加者] 浅野勝美、今峰正利、大口瑛司、岡田清美、小川 博、後藤 允、白木貞次、
鈴木寛人、宗宮 眞、高橋 修、高橋美江子、竹中佳美、長屋圭子、
縄田さかゑ、野村百合子、久田宗昌、藤田純江、(堀 義博)
[タイム] 樽見駅6:30=河内谷林道終点車止8:00−屏風谷から尾根取付8:30〜8:35−
県境稜線9:30−屏風山頂上11:00〜(堀さん到着12:10)〜頂上出発12:30−
県境稜線分岐13:15〜13:20−屏風谷出会い14:00−河内谷林道車止14:35〜
14:50=樽見駅着16:15(解散)
[地 図] 1/20万;岐阜 1/5万;能郷白山
1/2.5万;平家岳
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