春期現地小集会
小津権現山(1157,79m 二等三角点)
この日は、高気圧に覆われ朝晩は雲が多いが、日中はおおむね晴れ、日差しも強く夏日であるとの予報が出ていた。7時40分道の駅ふじはしに集合した。大垣山協の犬飼さん、白木さんの知り合いの竹中さんも参加して下さった。犬飼さんは、県民の森づくりに向けて大垣山岳協会の代表として参加していただいた。予報通り暑くなりそうな気配でむんむんしていた。この日は、この道の駅でイベントが行われるようで、朝早くから準備のためにぎやかだった。又ここのすぐ近くには、つい最近の山崩れの現場があり、朝早くから大々的な補修工事が行われていた。男性軍は、時間通り一足早く出発し、藤波谷入り口の草刈を行った。女性3人はまだ来ぬ人を8時まで待ち、男性軍のところに向かった。
8時20分総勢13人で藤波谷の入り口から尾根道を登り始めた。この日は、背丈ほどあるブナの木1本とブナの幼木(小津権現山で拾ったブナの実)のプランタ2個を持って上がった。若い鈴木さんと浅野さんがかついだ。若いということはあてにされる。ありがたいことだ。矢中谷から来る林道との出会いまでのこの尾根は結構急登でおのずと牛歩になった。でも林が陽をさえぎってくれるので助かった。ギンリョウソウが多く、何本もかたまって生えているのがいっぱいあり驚いた。ササユリ(実生)、イワウチワなども多くあきなかった。特に白糸草を見つけたときはうれしかった。林道にやっとの思いで着いた。谷ウツギのピンクがとてもきれいだった。
林道で一服していよいよ次の尾根に突入。登り始めすぐにある2本のブナは、枝ぶりが堂々としていて、見ごたえがある。その先で藤井さんが草刈り機を使って草を刈っていた。そこから少し行けば、しばらく平らなところが続いて気分がいい。イワウチワの群生が頂上の手前まで続くのは見事だ。咲いたときを想像するだけで楽しくなる。カシノナガキクイムシにやられ枯れ木になったミズナラの大木が何本もあるのには驚く。切り倒せば展望がよくなるなあと思った。水たまりにはオタマジャクシが黒いほどいた。いよいよ登りに入りシャクナゲの群生地が出て来る。散ってしまっていたので残念だったが、わずか遅咲きがピンクの花を咲かせていた。シャクナゲが終わると白い花をつけているゴヨウツツジ、つまりシロヤシオを見つけた。あるわあるずっと頂上近くまで続いていた。帰りによく観察していくとこの尾根一帯にあった。ほとんど花は、散っていたが春にはどれほどきれいだろうと思うと楽しみになった。
早く着いた人は、頂上近くの笹刈りをした。これまた太くて固いので力のいる作業だ。予報通りの天気でみんな汗びっしょり・・・。でも苦労した分だけ満足感がありご飯もおいしかった。頂上には、いつものことながらいくつかのグループがいた。植樹の前で記念写真を撮り頂上を後にした。
下りは、作業をせず一気に下った。全員無事道の駅に集合。春期懇親山行は終わった。参加して下さったみなさん、暑い中準備作業に取り組んでいただき本当にご苦労さまでした。
〔記録;11338藤田純江〕〔日時〕 平成18年6月4日(日)
〔コースタイム〕
横山道の駅7:40―藤波谷8:15―林道出合10:30−小津権現山12:10〜13:00 −藤波谷15:20−横山道の駅
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