所管 |
概要 |
都道府県 |
地域住民の努力ではカバーできない生息地の改良など広域的対策や、電気さく設置など防除施設を市町村と協力して支援する。 |
市町村 |
住民への普及啓発、被害防止に重点をおいた取組。また、保護管理対策に対する地域住民の要望と、県全体の保護管理計画の調整を図るなど。 |
警察・消防署 |
クマが出没した場合、地域住民は警察あるいは消防に第一報を通報する場合が多くある。このため、警察と市町村あるいは県の担当機関の間で、クマ出没情報を共有する連絡体制を構築。また、クマによる重大な人身被害が発生した場合は、その後のクマ対策に役立てるため市町村及び県の担当者と警察が情報を共有するなど。 |
緊急連絡体制の整備 |
農地や集落など人身被害の危険が高い地域にクマが出没した時に備え、出没の連絡と対処及び対応判断の連絡体制の整備。これには、出没地域や状況を見極めた対処判断も含まれる。 |
広報体制整備 |
住民への警戒を呼びかけるとともに、むやみに騒ぎ立てクマを興奮させてより異常な行動や人身被害が拡大することがないよう、正確な情報を伝える広報体制の整備。また、平常時においてもクマの生態や被害防止について普及啓発を図る。 |
人材育成 |
出没時の対応体制整備、危険予防のための防除手段の拡充および捕獲管理のために対処能力(予防対策−出没時判断−対応処置)を持った人材の育成。 |
広域保護管理計画の作成 |
クマの地域個体群は県境をまたがって分布し、大量出没時も県境をこえた広い地域で共通の状況が見られる。このため、科学的データに基づく広域保護管理計画を作成し、地域個体群を共有する隣接県と共同で保護管理を進める。 |
環境省「クマ類出没対応マニュアル クマが山から下りてくる」 石川県庁「引き寄せないために」・「遭遇しないために」・「遭遇してしまったら」 |