指 針: |
地球温暖化防止と生物多様性の保全に努め、美しい日本の山野における自然環境の維持、育成、復元といった環境保全に寄与できる活動であることを基本指針とする。 |
目 的: |
私たちは森と自然、森と人との関わりについて考えていきます。私たちの活動はボランテアです。安全で楽しく長続きのする事業であること。楽しみつつ森林に接し、知識としてではなく実感として捉えていくことを目指す。常日頃から人間と自然との関わりを問いながら謙虚に接して行動する。 |
場 所: |
小津権現の名で知られる権現山(標高1,157.8m)の北及び西斜面に広がる藤橋県有林(556ha)で実施する。この山は「ぎふ百山」でも有名であるが権現山の南東に位置する旧久瀬村役場から小津集落経由で登るルートが通常である。
ミズナラ、オオバクロモジ二次林、ブナ、ヒメアオキ自然林、ヒノキ、ホンシャクナゲ自然林、スギ・ヒノキ人工林(植林)などが分布している。また、融雪後の林内で次々と開花してゆくカタクリ・イワウチワ・ホンシャクナゲなどは貴重な景観要素となっている。 |
事業内容: |
JAC岐阜支部と岐阜県との協働により、前述の指針及び目的を踏まえ、次に掲げる事業を実施する。 |
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1.森林浴コース(憩い、癒しの場)の創設
散策路(そま道)の整備、表板(道標)の設置、休憩場・視点場のため ベンチ、東屋などの設置。
学童から熟年まで散策可能なそま道を目指すが自然環境には最大限配慮した施設とする。
路幅は原則として70cm以下とし、往時のそま道を手本にし路肩の土留めは最小限にして、現地発生の除間伐材を活用する。階段工は極力避け、部分的にはフィックスロープを使用する場合もある。特に視点場は集団で利用する事が多いと予想されるため、土壌浸食を回避することに努める。
2.野外観察・環境教育場の創設
自然観察路の整備、樹木・植生の他炭焼き釜跡、野鳥や哺乳動物の生活痕跡など表示板の設置。各地域、各種ボランテアを通して、地域住民を初め広い層の人々が森林への理解を深める場と機会を提供する。
3.森林施設体験学習の場の創設
下刈り、除間伐、枝打ち、植林などの森林整備の実践とコーデネーと。岐阜県森林組合連合会・揖斐郡森林組合などの指導を受けながら、多様な森づくりを体験します。また山岳会員のみなならず様々な人々の参加をコーデネートする。
4.普及・PR活動
私たちの活動を通じて、自然の大切さや森と人の関わりなどについて、多くの人の理解を得るよう働きかけるほか、岐阜県が進める「ぎふ山の日」運動に協力する。
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